「嫌われる勇気」を読んで気づいたこと ― 不幸自慢よりも「今を生きる勇気」

ゆるっと日常

『嫌われる勇気』を改めて読み返しました。
さらっと読むつもりが、何度も立ち止まって考えさせられる言葉ばかり。
今回は、自分の体験と重ねて特に心に刺さった言葉について書いてみたいと思います。


人生とは他者との競争ではない

本の中で最初に強く響いたのは「人生とは他者との競争ではない」という言葉でした。

私はこれまで「生まれが違うから」「あの人は運が良いから」「自分は不幸だから」という言い訳をよくしてきました。母が自殺未遂をして全身に大きなやけどを負ったこと、父の借金を背負わされそうになったこと、前妻に裏切られたこと…。いろいろな出来事を「だから自分はできない」という理由にしていたのです。

でもそれは結局、人と比べて「自分は不幸だ」とアピールしていただけ。劣等感や不幸自慢をして、自分を守ろうとしていただけでした。

アドラーは言います。人生は誰かと競うものではなく、「昨日の自分より前に進もうとすること」に価値があるのだと。これは深く腑に落ちました。


今の自分より前に進もうとすることが価値

本を閉じてから改めて考えました。
私は今、東京に家を持ち、会社を立ち上げ、妻と猫たちと暮らしています。過去に大変なことはありましたが、それでも「いま」をしっかり生きている。

これは「環境のせい」ではなく、自分が選んできた道の結果です。昨日より一歩でも前に進もうとすること。たとえ小さな一歩でも、それが積み重なれば確実に未来を変えていくのだと実感しています。


あの人の期待を満たすために生きてはいけない

「他人の期待を満たすために生きてはいけない」という一文も心に残りました。

私はずっと「親のため」「周囲のため」と思い込んで頑張ってきた部分がありました。でもそれは結局、人に縛られた生き方です。アドラーの言葉を借りれば、それは「他人の課題」であって、私が背負うものではないのです。

自分の人生は自分のもの。誰かに嫌われたとしても、自分の生き方を選ぶ勇気が必要なのだと学びました。


本当の自由は嫌われること

「嫌われる勇気」というタイトルの意味も改めて理解しました。

私は人の目を気にするタイプです。「こう思われたら嫌だな」と考えて、自分の行動を制限してしまうこともありました。でもアドラーは言います。「本当の自由とは、嫌われることを恐れずに自分の選択をすること」 なのだと。

この言葉に触れると、不思議と肩の力が抜けます。人に嫌われることは避けられない。むしろ嫌われてもなお、自分らしくいられることが大切なんですよね。
私にも、仕事の関係でとても嫌いな人がいました。
その人を通さないと仕事ができない状態で、生活もあるため本当のことを言えず、ずるずると長い年月一緒に仕事をせざるを得ませんでした。

けれど今はその関係を離れ、自分が好きだと思える人からの仕事だけを受けています。毎日とても幸せに感じています。
思えば、もしあの時に「嫌われてもいい」と思う勇気を持たなければ、今の私はなかったのかもしれません。


縦の関係ではなく、横の関係を築く

もうひとつ大事だと思ったのは「横の関係を築く」という考え方です。

人を評価して「上か下か」で関わるのが縦の関係。褒めることも叱ることも、上下関係を作ってしまうのだと本に書かれていました。私は「褒められる=いいこと」だと思っていましたが、それによって「褒められないと自信が持てない」という状態を作ってしまうこともあると知って驚きました。

人は褒められることで「自分には能力がない」と思い込むことがある――これは深い気づきでした。大切なのは評価や上下ではなく、「横の関係」、つまり対等な人間同士のつながりです。

妻との関係や猫との暮らしも、まさにそうです。評価ではなく尊重でつながっているから、心から幸せを感じられるのだと思います。


一日一生懸命生きる

本を閉じて最後に思ったことはシンプルです。
「一日を一生懸命に生きる」――これに尽きるなと。

他人と比べず、人の期待に縛られず、嫌われることを恐れずに。昨日より一歩でも前に進むことを大切に。そうすればきっと、自分らしい幸せな人生を歩めると感じました。


まとめ

『嫌われる勇気』は、人の目を気にしてきた私にとって、大きな転換点を与えてくれる本でした。

  • 人生は競争ではない
  • 昨日の自分より前に進もう
  • 他人の期待を満たすために生きない
  • 本当の自由は嫌われること
  • 縦ではなく横の関係を築く

こうして並べると、どれも当たり前のようで、実はとても難しいことです。だからこそ本を読み返すたびに、新しい気づきがあるのだと思います。

私は子どもはいませんが、妻と猫たちと過ごす日々はとても幸せです。比べるのではなく、「今ある幸せ」を噛みしめること。それが私にとっての“嫌われる勇気”なのだと強く思います。

またみてね~

コメント

タイトルとURLをコピーしました