「人から100回話を聞くよりも、自分の目で一度見た方がよくわかる」という教訓。
最近、将来のことを真剣に考えるようになって、不動産投資の本を読み始めました。
サーフィンが趣味で、普段はクロス職人としてリフォームの現場に立っている40代の自分。
正直、金融や投資の話には今まで縁がなかったのですが、「自分にも何かできるんじゃないか」と思い始めたんです。
そんな時に出会ったのが、不遇男(ふぐお)さんの『人生が逆転する不動産投資入門』という本でした。
赤と黒のインパクトある表紙が印象的で、YouTubeでも活躍されている方のようです。

なんかやりた~い
■ サブリースの甘い罠と、新築ワンルームの真実
この本を読んでまず衝撃を受けたのが、「サブリース」という仕組みについての記述でした。
僕も名前くらいは聞いたことがあったんですが、正直なところ「家賃保証があるなら安心なんじゃないの?」くらいに思ってました。

安心、安心
でも実際には、保証される金額が途中で下がったり、契約解除に制限があったりすることもあると知り、ゾッとしました。
さらに驚いたのが「新築ワンルームは買った時点で価値が半分になることもある」という話。
えっ、そんなことあるの?と思いましたが、よくよく考えれば広告費や販売手数料などが上乗せされていれば、確かにそうかもしれません。
忙しいサラリーマンの方が、現地を見ずに買ってしまう背景も描かれていて、
「時間がないってこういうことか…」とリアルに想像できました。
■ 「見せない・相談させない・考えさせない」不動産屋の手口
すべての不動産屋さんとは言わないですが
この章を読んだときは、本を閉じたくなるくらいショックでした。
まさか、そんな言葉がそのまま“業界の戦術”として使われているなんて…。
特に初心者や知識のない人に対して、選択肢を与えず、焦らせて判断を鈍らせる。
これはもう“投資”というより“罠”だなと感じました。
でも、だからこそ「学ぶことの意味」を痛感しました。

いい人に会いたい
■ 専門用語が山ほど出てきて、ちんぷんかんぷん
本の後半では、買付証明書・媒介契約書・建築図書・竣工図・賃貸借契約書・重要事項説明書…と、
まさに“不動産の世界”の専門用語ラッシュ。
もう、正直ちんぷんかんぷんでした。
でも、そのなかでも「ああ、これは絶対知っておかないとマズイな」と思ったことがいくつもあります。
例えば、
- 「反社会勢力と関わりがない」とか、
- 浄化槽があるか?点検はされているか?
- 建築概要書や修繕履歴のチェック
などなど、普通の生活ではまず触れない知識ばかり。
でも、これが分かるようになったら、プロと同じ土俵に立てるかもしれない。
そう思ったら、少しずつでも覚えていこうという気になれました。
■ クロス職人としての自分だから見える世界
僕は内装業、特にクロス(壁紙)張りをメインに15年以上やってきました。
だから物件の「内側の状態」は誰よりも見てきたつもりです。
この経験が、不動産投資に活かせるんじゃないかと最近思うようになりました。
実際、現場でよく感じるのは「ちょっと手を入れれば、すごく住みやすくなるのに」という物件がたくさんあるということ。
■ リフォームにお金をかけても、家賃は下げない
これは自分の経験からハッキリ言えることです。
古いアパートでも、ちょっとしたクロスの貼り替えや、床材の張り替えで「住みたい!」と思える部屋に変わります。
そうすると、家賃を下げなくても入居が決まるらしいので
逆に、汚れたまま放置されている部屋は、家賃を下げて決まっても、元の賃料に戻すのは、、、、
そういう意味では、「リフォーム=コスト」ではなく、「リフォーム=未来の収益への投資」なんですよね。
■ 千葉・茨城・埼玉の“2番手・3番手”都市にチャンスあり?
本では「一都三県は競争が激しいから避けた方がいい」というアドバイスもありました。
ただ、僕自身は千葉の海側や茨城の沿岸部などが好きで、将来的にはそういった場所で小さな物件を持てたら…なんて考えていました。
「2番手・3番手の都市が狙い目」という言葉に、ちょっと救われた気がします。
まだプロがあまり参入していない場所で、自分の目で見て選ぶ。
そういう地道なやり方が、自分には合っている気がします。

百閒は一見にしかず、、だっけ?

百聞は一見に如かず
意味:
「人から100回話を聞くよりも、自分の目で一度見た方がよくわかる」という教訓。
■ まとめ:真面目な自分にも、チャンスはあるのかもしれない
不動産って、正直怖い世界だなと思いました。
でも、ちゃんと勉強して、真面目に取り組めば、まだまだチャンスはあるとも感じました。
学歴がなくても、資金が少なくても、「考える力」と「手を動かす力」があれば前に進める。
そんな気持ちにさせてくれた一冊でした。
これからも、本を読んだり、実際に街を歩いたりしながら、少しずつ前に進んでいこうと思います
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